HKT48田中優香(17)が30日、博多の西鉄ホールで行われた劇場公演でグループ卒業を発表した。

 公演の最後に「私、田中優香はHKT48を卒業します」と自ら発表し、「12歳の時から青春のすべてをささげてきましたが、将来のことを考えた時に、復学して進学することを決めました」と、学業優先のための決断であることを明かした。2月27日が最後の公演出演となる。「これから少しの時間ではありますが、皆さんといい思い出を作れたらいいなと思います」と話した。

 所属するチームK4の新公演「制服の芽」が、前日の29日に初日を迎えたばかりだった。「申し訳ない気持ちもありますが、新学期の前がいいと思い、このタイミングで発表させていただきました」と説明した。

 田中は12年に2期生としてHKT48に加入。たぬき顔の愛くるしいルックスに、歯に衣(きぬ)着せぬ発言から「毒だぬき」の異名をとった。グラマーなスタイルを武器に、グラビアでも活躍していた。

 尾崎充支配人は、交流サイト「グーグルプラス」で、田中について「復学し学業に専念するとのこと。そして、さらにその先の夢も描いています。本人が真剣に悩み、出した結論です」と説明し、「皆様のご理解、ご承諾をいただきたく存じます」とファンに呼びかけた。