NGT48が3日、グループ全体で活動している「農業プロジェクト2023」の稲刈りを新潟・新発田市内で行った。
新発田市の農業法人「越後新鮮組」の協力で年間を通して行っている農作業の一環。今回参加したのは小越春花(19、清司麗菜(22)奈良未遥(25)北村優羽(19)。そこに8月いっぱいで卒業した中井りか(26)が“スペシャルゲスト”として加わった。
収穫したのは、昨年、グループで名前をつけて販売を開始したコシヒカリの「ときむすめ」1ヘクタール分。5人で交代しながらコンバインを操作した。初めて操作した清司は「思ったより単純な操作で、来年もできるかも」と楽しんだ。この日は新発田市内の保育園児70人が食育特別授業で作業の様子を見学。メンバーと園児が一緒にかまを使って稲を刈る場面も。稲刈り初体験の北村は「新潟ならではのことを、子どもたちとできてうれしかった」と笑顔で言った。
中井は今年、卒業前に田植えを行うなど、これが3度目の農作業。「卒業してもこの稲刈りだけは絶対にしたかった。自分で植えたお米なので、責任を取らないと」と張り切って参加。「見守ってきたお米。自分で刈れて良かった」と満足そうに話した。
「ときむすめ」は県内のスーパーで販売し、飲食店でも取り扱う予定。奈良は「私たちが愛情をたくさん込めて作ったお米を食べて、幸せな気持ちになっていただけたら」とPR。農業プロジェクトに1年目から参加している小越は「アイドルが農業をやっているのは珍しいと思う。多くの方に向けて新潟のお米はおいしいんだよ、と発信していきたい」と話した。