68人が死亡した新潟県中越地震から23日で10年を迎え、各地で復興式典が行われた。

 大規模な土砂災害に見舞われた小千谷市の小千谷市総合体育館では、AKB48がミニライブを開催した。渡辺麻友(20)高橋みなみ(23)小嶋陽菜(26)ら15人が、震災が起きた午後5時56分に合わせて黙とうをささげ、ステージでは復興支援ソング「掌が語ること」や「桜の花びらたち」などを熱唱。プレゼント付きのじゃんけん大会などで、3000人の市民らに笑顔を届けた。

 AKB48が同震災の被災地で支援活動を行うのは初めて。11年5月から、東日本大震災の被災地を訪問する活動を毎月、続けており、「中越にも笑顔を届けてほしい」という小千谷市のラブコールに応えた。峯岸みなみ(21)は「これからも呼んでいただければ行きたい」と、惜しみない協力を約束した。