花組トップ永久輝せあが主演舞台「『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉(しゅうえん)の契り-」「EL DESEO(エル・デセーオ)」を東京宝塚劇場で上演中だ。

熊倉飛鳥氏作・演出による「蒼月抄-」では平家の総大将平知盛が壇ノ浦に散っていくまでの姿を演じた。

永久輝は宝塚大劇場での公演を前に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」から始まる平家物語を念頭に、「それが表していることの意味合いを体現するのが今回の知盛なのかな。これが正解とは限らないですけど、人が必ず栄えた後に滅びが来たり、永遠に続くものがないよということを、どのように美しくとらえられるかが宝塚でやる意味合いなのかなと思っています」と力を込めた。

その言葉どおり、偉大な父清盛(英真なおき)の影を引きずりながら、妻明子(星空美咲)との愛、息子知章(美空真瑠)との今生の別れ、そして、滅亡への過程で弟の重衡(聖乃あすか)、いとこの教経(極美慎)らと平家の誇りを守り、戦う姿を熱演した。

スパイシー・ショー「EL DESEO(エル・デセーオ)」は作・演出が指田珠子氏。「欲望」という言葉が意味するとおり、「欲望」渦巻くラテンの国でエネルギッシュに歌い踊った。

ソロの場面では客席降りから投げキスで魅了。星空とのデュエットではともに赤の衣装で情熱的に、男役を引き連れての場面では力強く迫力のあるダンスを披露した。公演は31日まで。【阪口孝志】

永久輝せあ(手前)と重衡役の聖乃あすか(撮影・石井愛子)
永久輝せあ(手前)と重衡役の聖乃あすか(撮影・石井愛子)
知盛を熱演する永久輝せあ(左)。右は教経役の極美慎(撮影・石井愛子)
知盛を熱演する永久輝せあ(左)。右は教経役の極美慎(撮影・石井愛子)
「EL DESEO(エル・デセーオ)」でエネルギッシュに歌い踊る永久輝せあ(中央)(撮影・石井愛子)
「EL DESEO(エル・デセーオ)」でエネルギッシュに歌い踊る永久輝せあ(中央)(撮影・石井愛子)
「EL DESEO(エル・デセーオ)」で歌い踊る永久輝せあ(中央)(撮影・石井愛子)
「EL DESEO(エル・デセーオ)」で歌い踊る永久輝せあ(中央)(撮影・石井愛子)