TOKIOの国分太一(42)、城島茂(46)、山口達也(45)、V6の坂本昌行(46)、長野博(44)の5人が、ジャニーズJr.時代の思い出や、それぞれのグループ解散危機などについて語った。

 26日放送のTBS系「ビビット」は、ジャニーズのアラフォー5人による座談会の模様をオンエア。ジュニア時代にともに過ごしていた合宿所での生活を振り返り、「すごかったよね合宿所って。ビリヤード台がリビングに2台もあってね」と、テレビやゲーム機、ソファ、日焼けマシンなどが完備されている豪華な設備に驚いたことを懐かしそうに語った。

 しかし当時、ジュニア内に派閥があり、仲の悪いメンバーもいたという。山口が「坂本が一方的にリーダー(城島)のこと嫌いだった。なんかレッスン場であんまりしゃべらないし」と明かすと、坂本は「ちょっと待ってちょっと待って」と笑って制したが、城島は「自分自身がダンスレッスンとかあんまり受けてなかったんで、取材くらいしか受けてなかったんで、あんまり接点がなかった、ダンスチームとの」と説明した。

 また、坂本と長野はジャニーズを退所した当時を振り返った。坂本は「旅行会社のバイトもしてたんで、添乗とか行くと女の子に『平家派の方ですよね?』とか聞かれたりするわけ。そこでも悩むわけじゃん。だったらどうしようかなって、旅行会社の先輩に相談したら『一回、外出てみるのも社会勉強じゃないか』って言われて」と退所を決意した経緯を明かした。

 長野は「毎週あったレッスンがなくなったのよ。そこに行けばうちの社長がいて接点が持ててたけど、レッスンがなくなったら行く場所がなくなった。そんなに仕事もあるわけじゃなし、歌番組も減ってきた時代だったから、自然にフェードアウトで。そこから2年半まったく音沙汰ないから、辞めてる状態だよね」と振り返り、そこから数年は専門学校に通うなどしていたが、突然ジャニー社長から電話があり、レッスンに呼ばれて戻ったことを明かした。

 5人はその後、それぞれTOKIO、V6のメンバーとして活動することになったが、解散の危機もあったという。V6は若手メンバー「Coming Century」と年長メンバー「20th Century」の間に人気の差があり、関係がギクシャクしていたといい、坂本は「(年齢が)離れすぎてるとケンカができない。言い合えない。ケンカができなかった分だけ、カミセンとかは溜めるしかなかったと思う、いろんな思いを。それがどっかで爆発したじゃないけど、出た時に、お互いに歪みが生まれ始めて、会話もままならなくなる、みたいな。解散という言葉はちゃんとは出ないけど、どこかしらでみんなよぎってたんじゃない、『もしかしたら。このまま行けばそうなってしまうんじゃないか』みたいな。でも、誰も言葉に出す勇気はなかった」と語った。

 国分も「あんまり話さなかった時期があった」と、デビュー10周年を迎えて以降に訪れたTOKIOの解散危機について語り出した。「音楽の仕事に対して話さなくなってしまった時期があって、ほかのバラエティー番組では話すことはあるんだけど、一番大切にしなきゃいけない音楽に対してはどこかみんな遠慮がちになって、『あとはアイツに任せとけばいいんじゃないのか』とか、話さなくなったときにちょっと変な空気が流れましたね。これは絶対、誰かが解散っていうな、っていう前に1回5人で集まって話そうってなって、あらためて腹を割って話したわけですよ」と、話し合いによって解散危機を脱したという。「すごい良い会で、涙ぐんで話すわけですよ。俺なんかたぶん泣いたと思う、感極まって」と振り返り、「あれでステージ1個上がったような気がするよね」と語った。