ベストセラー小説が原作の映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」が公開初日を迎え、主演の浜辺美波(16)北村匠海(19)と北川景子(30)小栗旬(34)、メガホンを取った月川翔監督が舞台あいさつを行った。

 膵臓(すいぞう)の病を患った高校生の桜良(さくら)と主人公“僕”の、恋愛でもない友情でもない絶妙な関係性が描かれ、「泣ける小説」として話題になった原作。映画では原作にない12年後の姿も描かれており、“僕”を小栗が、桜良の友人、恭子を北川が演じる。

 映画の公開に向けて主演2人は、実働時間だけで205時間、数にして285媒体もの取材を受け、総移動距離1万1510kmをかけて全国13都市を回るキャンペーンを行ってきた。

 浜辺は「私はこういうの(取材)が苦手で、精いっぱい話すので、あっという間でした」としみじみ。一方の北村は「永遠に公開しないんじゃないかと、最後の方は思いました」と笑わせた。先輩小栗は「僕は絶対にやりたくない(笑い) 超~キツイと思う。えらい!」と、独特の言い回しで2人をねぎらった。

 さらに、2人の取材やキャンペーンを振り返る動画が流されると、小栗は「これからの仕事態度を改めていきたいと思う映像でした」と笑いをさらった。