女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の11日放送第9話の平均視聴率が19・7%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、薬品倉庫が焼失し経営危機に陥った藤岡屋。倒産を避けようと儀兵衛(遠藤憲一)は、てん(葵わかな)と伊能製薬の次男栞(高橋一生)との縁談を一気に進めようとする。てんは藤吉(松坂桃李)に会い自分の気持ちに整理をつけようと大阪へ向かうが、藤吉を見つけられず途方に暮れる。なおも怪しい男たちに路地に誘い込まれ、大ピンチのてん。そこに現れたもう1人の男は偶然にも栞だった、という内容だった。