9月にジャニーズ事務所から独立した元SMAP香取慎吾(40)が13日、東京・青山スパイラルホールで企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」(日本財団主催)の出展作家を紹介するレセプションに出席した。独立後、取材陣の前に姿を見せたのは初めて。

 この日開幕した同展は、障害者の芸術文化支援を目的としており、障害者や現代美術家など23人の作品を展示する。香取は、その「作家」の1人として登壇した。司会に呼ばれると、何度も会釈をしながら登場。「皆さん、こんばんは。作家の香取慎吾です」。さらに「作家…作家と紹介されるなんて、すごくおこがましく、しかし正直すごくうれしいです」と続けて照れ笑いした。

 SMAP時代から、イラストや絵画などの制作を得意にしていたが、展覧会への出品は初めて。「こんなにすばらしいアーティストの方々と一緒に飾られると思うと、とても幸せです」と喜んだ。あいさつを終えると、「31日まで開催です。僕も何回も来ますので。僕と、ここ(会場)で握手!」と戦隊ヒーロー風にアピールした。舞台から一時的に降りる場面では、障害者の作家の手を取って移動をサポートしたり、別の現代美術作家と談笑したりする一幕もあった。

 独立後初のイベント出演を終えた心境を聞かれると「すごくうれしいです。新しいこと、始まってます」と再び笑顔を見せた。SMAPが務めていた2020年東京パラリンピック支援の「日本財団パラリンピックサポートセンター」応援サポーター再就任の可能性を聞かれると「これからもこういう形でアートに関われたら思います」とだけ答えた。

 会場には、香取と草なぎ剛(43)稲垣吾郎(43)が新たにパートナーシップを結ぶ「CULEN(カレン)」の代表で、元SMAPマネジャーの女性も姿を見せた。今後の香取について、「芸術家としてだけでなく芸能活動ももちろんしていきます」。3人の今後については「(芸歴が)それぞれ長いですし、対等なパートナーとしてやっていきます。もちろん皆さんのお力添えがあってこそ。オファーお待ちしています」と話した。

 ジャニーズ事務所時代に敏腕マネジャーとして知られたが、この日も取材陣と別れる際、「今日の(レセプションの)ことも、ちゃんと書いてくださいね」と笑顔で呼びかけていた。

 ※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀