TBS系日曜劇場「陸王」(日曜午後9時)の24日最終回の平均視聴率が20・5%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べでわかった。全国11エリアで放送された中、関西地区は19・9%、最も高かったのは新潟地区の26・4%だった。

 初回は14・7%、第2話は14・0%、第3話は15・0%、第4話は14・5%、第5話は16・8%、第6話は16・4%、第7話は14・7%、第8話は自己最高の17・5%、第9話は15・7%だった。経営危機に直面する老舗足袋屋がランニングシューズの開発に取り組む企業再生ストーリーは多くの感動を呼び、全話通して高視聴率をキープし、最終回で大台突破となった。放送直前の午後7時からは「超緊急特別ドラマ企画 陸王~最終章~」としてこれまでの名場面や未公開シーンなどのダイジェスト番組が放送され、本編放送を待つ視聴者の気持ちを高ぶらせた。

 最終回では、宮沢紘一(役所広司)が、フェリックスの御園社長(松岡修造)から、条件付きでの業務提携を持ち掛けられる。宮沢は御園の提案をのんで勝負に出る。一方、豊橋国際マラソンへ出場が決まった茂木(竹内涼真)は、出場直前、村野(市川右団次)からひそかに渡された最後の陸王を履き、ライバル毛塚(佐野岳)を破って優勝。その数日後、こはぜ屋に陸王の注文が殺到する。そして1年後、こはぜ屋は陸王で30億円の売り上げを稼ぐという感動のゴールで物語は終わった。

 最終回の最後に「またどこかでお会いしましょう!」のテロップが流れたことで、インターネット上では早くも「続編があるのかな」、「楽しみに待っています」など続編やスペシャル版を望む声が沸騰した。