女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の22日放送第71話の平均視聴率が20・0%、23日放送の第72話が18・6%(ともに関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、寺ギン(矢野大樹)の嫌がらせで芸人が集められず、寄席を休業せざるをえなくなってしまった北村笑店。しかし、出番がなく、給料がもらえない芸人たちが一斉に北村笑店で雇ってほしいと殺到する。寺ギンは芸人たちの借金をカタに黙らせようとするが、てん(葵わかな)がためてきたへそくりで借金を肩代わりすると宣言。観念した寺ギンはすべてを北村笑店に譲り渡して大阪を去る。こうして北村笑店は寄席を拡大し、大躍進を遂げる、という内容だった。