5人組コーラスグループ、ベイビー・ブーの楽曲「花が咲く日は」が12日、東京・新宿の歌声喫茶「ともしび新宿店」で年間リクエストランキング1位の表彰を受けた。

同曲は昨年11月に発売。四季折々の花を見るたびに愛する人を思い出す心情を描いた歌詞で、5人のコーラスがさわやかに歌い上げている。

ベイビー・ブーは、同曲の発売後、歌好きの男女が多数集まる「ともしび」で何度かライブを実施してきた。すると、今年5月のランキングで初めて1位を獲得。11月まで7カ月連続で首位をキープし、ついに年間トップを獲得した。

リーダーのユースケ(39)は「実は、この曲はCDのB面の曲。皆さんに愛されたおかげで1位になれました」と感謝した。

02年にメジャーデビュー。05年発売の「一歩ずつの勇気」が30万枚のセールスを記録して注目を集めた。コーラスグループの大先輩「ボニージャックス」から後継指名を受け、今年6月には神奈川県小田原市から「小田原童謡大使」に任命された。

ユースケは「今年を表す漢字は『芽』。いろいろな出会いがあって芽が出た。来年は、この芽に花を咲かせたい」と意欲満々に語った。

来年の目標は「不眠不休」で、眠る時間がないほど忙しい毎日を送りたいとアピール。将来的には「日本武道館で1万人の大合唱を行うこと」を見すえている。「まだ遠い目標だけれど、頑張って実現させたい」と気を引き締めた。

「歌声喫茶ともしび」は1954年(昭29)に営業を開始。昭和から平成へ時代が変わっても、多くの人に愛されながら60年以上も昭和歌謡や唱歌を歌唱する場を提供してきている。