女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の18日に放送された第90話の平均視聴率が21・3%、19日放送の第91話が20・4%(ともに関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)らが進めていた万能調理器の量産が、梅田銀行からの融資のメドがつかずストップした。状況を打開しようとした萬平は直接、梅田銀行に赴き、理事長職を自ら退くことを伝え代わりに新しい理事長を派遣してほしい事をお願いした。

数日後、梅田銀行が新しい理事長を派遣することを決め、信用組合の存続が決まった。同時に萬平は企業への支援の約束も取り付けた。萬平の後任として来た宮下新理事長との引き継ぎも終わり、萬平は8年間働いた信用組合を後にした。家や家財を失った福子は早速、女学校時代からの親友の桑原敏子(松井玲奈)と一緒に新しく住む家を探しまわり、少し古い庭付きの家を決めた。そして萬平一家は新しい家へ引っ越しした、という内容だった。