吉永小百合(73)の新作映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督)が発表された。いろいろな点で意表を突かれた。

原案がハリウッドのヒット作ということに加え、外資系のワーナー・ブラザース映画と組むのも初めてだ。余命宣告を受けた2人の女性が「やりたいことリスト」を手に、残された人生を前向きに生き抜く物語。

今回の発表に際し、吉永が寄せたコメントのひと言が印象的だった。「思いっきりスクリーンの中で跳びはねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい」。

どんなに実力があり、確立された評価があっても新しい自分を見つける努力は生涯をかけて行うものなのだな、とあらためて思った。

ハリウッド版は、モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンのコンビだったが、新作は吉永と天海祐希のコンビの物語に生まれ変わる。吉永が挑戦する「新しい私」が見られるのは、今年秋だ。