女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の22日に放送された第93話の平均視聴率が22・0%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、正月が過ぎ、源(二宮輝生)や幸(三宅希空)は新学期で学校に通い始めた。福子(安藤サクラ)も家事や喫茶店の仕事で忙しい日々を送るようになった。しかし萬平(長谷川博己)は庭の畑いじりをしていた。世間では戦後の高度成長期に入り、各家庭でテレビ、洗濯機、冷蔵庫の“三種の神器”などの家電が広がり、生活が豊かになっていった。萬平は福子と何げない会話をしていると、そこで何かをひらめいた。萬平は「食べるのが大事、作るのも大変だ」と話すと、闇市で食べたラーメンを思い出し「なんでラーメンが家で食べられないのか」と話した、という内容だった。