女優木村佳乃(42)主演のフジテレビ系連続ドラマ「後妻業」(火曜午後9時)の22日放送の初回平均視聴率が8・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。ただ関西地区は13・7%と関東地区より5ポイントも高かった。

物語の舞台は大阪。男をたぶらかす天才・武内小夜子(木村)は、結婚相談所「ブライダル 微祥」社長の柏木亨(高橋克典)が陰で営む後妻業のエース。その美貌、話術、度胸で数々の男をとりこにし、後妻としてその最期をみとって遺産を手に入れてきた。小夜子に狙われた資産家・中瀬耕造(泉谷しげる)の娘・中瀬朋美(木村多江)は、私立探偵・本多芳則(伊原剛志)の力を借りて、病床に伏せる父の遺産を守るために立ち上がる。

第1話で、小夜子(木村)は元教師の中瀬耕造(泉谷)と見合いをする。まんまと後妻の座につき、遺言公正証書を書かせることに成功する。

東京では、耕造の次女・朋美(木村多江)が、大阪で1人暮らしの年老いた父の身を案じていた。そこへ、姉の西木尚子(濱田マリ)から耕造が倒れたと知らせが。慌てて病院に駆けつけると、そこで初めて耕造が4度目の結婚をしていたことを知る。夫婦関係を疑われると、小夜子は幸せいっぱいの耕造と写った結婚写真を見せる。そして逆に、普段から連絡ひとつよこさない朋美たち娘を薄情だと言い放つ。

やがて、耕造の容体が安定して、朋美は東京へ戻る。父親が財産目当ての結婚詐欺に引っかかったのだと考えた朋美は、探偵事務所に調査を依頼する。やってきたのは大学の先輩で、元刑事の私立探偵・本多芳則(伊原剛志)だった。朋美の話を聞いた本多は、小夜子が後妻業ではないかと疑いを抱いた。