演歌歌手中村美律子(68)が18日、東京・杉並区の卓球場「クニヒロ卓球 荻窪店」で新曲「わすれ酒」の発売記念イベントを行った。

「120歳の現役歌手として歌手名鑑に載ること」が目標。昨年に潰瘍性大腸炎で約1カ月も入院をしたことから、今年は今まで以上に体調管理に気を付けている。そこで、新曲が71枚目の作品になることから、卓球場で未来を担う小学生卓球選手らと71回のラリーに挑戦することに決めた。

卓球は5年前に始め、専属コーチから2年間みっちり学んだという。この日は小学生とのダブルスで68回、シングルスで目標の71回をクリア。「スマッシュが決まると気持ちがいい」と笑顔を見せた。最近は週に2回、スポーツジムにも通っている。「筋肉が付いてきたので声が大きくなった気がするし猫背にもならない。足腰から弱ってくるからしっかりと鍛えたい」と意気込んだ。

実は昨年12月18日に転倒し、右手首の橈骨(とうこつ)を骨折する全治3カ月のケガをしていた。「ケガの2日後には手術をして、折れている場所をネジでとめた。その2日後にはディナーショーでマイクを握ったけど、お客さんに分からないようにしていた」と明かした。ネジは現在も入ったまま。「手首はひねらなければ痛みはないし、ネジはこのまま入れたままかも」と説明した。

新曲については「すごく歌いやすくて覚えやすい。昭和のにおいのする泥臭い曲です」とアピールした。