歌謡界の女王、美空ひばりさん(享年52)の没後30年特別企画として、松山千春(63)徳永英明(58)水谷豊(66)ら豪華アーティストによる“リスペクト・アルバム”「美空ひばりトリビュート Respect HIBARI -30 years from 1989-」が、ひばりさんの誕生日である5月29日に発売されることが23日、分かった。

2011年に東京・日比谷公会堂で行われた「美空ひばり生誕祭~出逢いの日~」にゲスト出演した松山が「ひばりさんの作品の中にはヒット曲でも、名曲や隠れたいい作品がたくさんある」と呼びかけ企画がスタート。ひばりさんが昭和の時代に残した名曲を平成、そして新たな“令和”にも歌い継がれていくことを願い、1500曲にもおよぶ、ひばり作品の中から人気の作品を選曲したという。

松山は「東京キッド」と「津軽のふるさと」の2曲を収録した。ひばり作品について松山は「あらためてひばりさんのすばらしさを味わうことができ、尊敬の念を感じることができた」とコメントした。18日からスタートした自身の春のコンサートツアーでは、セットリストにひばり作品を盛り込み、23日に静岡市民文化会館で行われたコンサートでは「悲しい酒」を歌い上げた。