人気舞台の映画化「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」(12月4日公開)の完成イベントが24日都内で行われ、初の単独主演となったSnow Manの9人が顔をそろえた。

今年1月にデビューし、大みそかの「NHK紅白歌合戦」の出場も決まった文字通り飛躍の1年。そろって紋付きはかま姿で登場すると、岩本照(27)は「今年を1文字で表すなら『感』ですね。感動、感激、感謝、感無量です」と笑顔を見せた。

その1年の最後を飾る「滝沢-」は、昨年亡くなったジャニー喜多川氏の企画・演出で06年にスタートした伝説の舞台。昨年「後継者」のジャニーズ事務所滝沢秀明副社長(38)の演出で「-ZERO」として生まれ変わり、映画もその滝沢氏が初メガホンを取ったこだわりの作品だ。

単に舞台を映しただけではない。目黒蓮(23)は「舞台でおなじみとなった殺陣や腹筋太鼓の場面ではカメラが僕らの間を縫うように動きます。見たことのない臨場感が味わえます」と振り返る。滝沢氏の監督ぶりについてはラウール(17)が「スタッフときっちり連携していた」と明かし、向井康二(26)が「初めてとは思えないくらいちゃんと監督だった」と話すなど、あらためてその多才ぶりに対する証言が出た。

舞台で名物となった9トンの水を使った大立ち回りもある。阿部亮平(26)は「あのシーンを見たら絶対トイレに行きたくなるから、鑑賞前のトイレを忘れないでください」と笑わせた。【相原斎】