大手芸能事務所のワタナベエンターテインメントが24日、都内で、芸能界を目指す人らにエンターテインメントのレッスンをオンラインで提供する「ワタナベNオンラインハイスクール」の開校発表会を行い、中川翔子(35)山田裕貴(30)お笑いトリオ四千頭身、林拓磨(20)ら所属人気タレントが出席した。

俳優、お笑い芸人、歌手などさまざまな芸能育成の教育事業に力を入れてきたワタナベエンタが、ネットと通信制高校の制度を活用し“ネットの高校”と呼ばれるN高等学校(学校法人角川ドワンゴ学園)と提携し、来年4月に開校する。

「ワタナベN-」ではN高で高校卒業資格の取得を目指しつつ、同事務所のノウハウを生かしたカリキュラムをオンラインで全国どこからでも学ぶことで芸能界を目指し、自分の新たな魅力を発見することが可能という。同事務所の育成機関を卒業した山田は「ものすごくたくさんお芝居の基礎を勉強させていただいた。何より自分にどんな良さがあってどんなダメなことがあったか考えた時期」と振り返った。四千頭身の後藤拓実(23)は「偏差値37の高校を出て、今日はタワーマンションからアウディで来ました。まずは夢をつかむきっかけを」と笑いを交えてエールを送った。

ワタナベエンタの渡辺ミキ社長は「芸能の表現を学ぶことによって、自分の分かっていなかった魅力に気づいてほしい」と話した。N高の夏野剛理事らも出席。