3月いっぱいで終了することが発表された、フジテレビ系情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜午前8時)が13日、放送された。

番組冒頭から終了の話題に触れることなく、新型コロナウイルス感染再拡大のニュースを報じた。コメンテーターを務める社会学者の古市憲寿氏(35)が「昨年で終わると思っていた方も多いじゃないですか。まさか『とくダネ!』よりコロナの方が長く続くとは」と話したが、小倉智昭キャスター(73)は無視して進行を続けた。

放送開始から司会の小倉キャスターは16年7月28日には「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数最多記録を4452回と更新。この日で5593回まで更新した。放送開始から11日放送までの平均視聴率は8・0%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)。歴代最高は11年7月18日に16・4%を記録している。

小倉キャスターは89年10月開始の日本テレビ系「キャッチ」から、92年4月のフジテレビ系「ジョーダンじゃない!?」、93年4月のフジテレビ系「どうーなってるの」、そして「とくダネ!」と現在まで情報ワイド番組の総合司会を務めてきた。16年5月に膀胱(ぼうこう)がん手術、18年11月には膀胱の全摘出手術と大病を乗り越えて31年半に及んだ、情報ワイド番組のキャスター業にピリオドを打つことになる。