俳優の窪塚洋介(41)が、北川景子主演映画「ファーストラヴ」(堤幸彦監督、2月11日公開)に対する“本気の本音”をつづった。

窪塚は14日、インスタグラムを更新。自身も登壇した完成報告イベントの写真をアップ。「これは本当に素晴らしい作品だと思います。原作/台本を読んだ時、こんなにも涙して、こんなにも希望を持てる作品になるとは思ってもみなかった」と書き出した。

続けて「原作の“島本理生”さんは言わずもがなですが、それを映画化して俺にこの作品の本当の意味をわからせてくれた監督“堤幸彦”さんの思いと年輪、主演の“北川景子”さんの生の咆哮、それと対峙した“芳根京子”さんの運命の狂、弟役の“中村倫也”くんの静と動、すべての歯車が噛み合うと、こんなにも感動できる作品が生まれるんだと驚きました。本気の本音です」と吐露。「文字通りたくさん泣けて、ちょっとネタバレ感ありますが、“一歩だけでも前に進める”作品になったと思っています。ここで俺の言葉だけで語るには心許ないので、是非、劇場でこの映画『ファーストラヴ』をご覧ください」とアピールした。

「ファーストラヴ」は、作家島本理生さんが18年に直木賞を受賞した、同名サスペンス小説の実写化作品。父親を殺害した容疑で逮捕された女子大生聖山環菜(芳根京子)の挑発的な言葉が世間を騒がす中、公認心理師真壁由紀(北川)は夫我聞(窪塚)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村)とともに真の動機を探ろうと環菜への面会を重ねる。由紀は二転三転する供述に翻弄(ほんろう)されながらも、環菜から過去の自分と似た何かを感じ、環菜の過去と自身の過去を知る迦葉の存在をきっかけに、心の奥底に隠した記憶と向き合う物語。