人気イラストレーターの焦茶さんが、昨年6月に亡くなっていたことがわかった。

焦茶さんは書籍の装画なども手がけるプロのイラストレーターで、ツイッターのフォロワー数は20万人以上を誇るものの、昨年6月1日を最後に更新がストップしていた。

15日、焦茶さんの公式ツイッターアカウントで「皆様、本日は家族より焦茶について非常に残念な報告を致します。焦茶は、昨年6月に仕事場にて不慮の事故により亡くなりました。警察にもご確認頂きましたが事件性はありません」と発表された。「以前より焦茶はアニメーション、ファッション、音楽に関心が高くMVやキャラクターの服飾デザインを手掛けておりました。これらの関係の方々との作品創りを楽しみにしておりましたので何より焦茶本人が一番悔しい思いをし、やりきれない思いでいるのではないでしょうか」とつづり、ファンや関係者に向けて「今後も彼の作品を大切にして頂ければと存じます」と記されている。なお、葬儀は近親者のみにて執り行ったという。

訃報を受けて、星海社は公式サイトで「焦茶さんご逝去に寄せて」と題した文章を掲出。小説装画デビュー作『重力アルケミック』をはじめ、焦茶さんが関わる書籍を出版したことに触れて、「この度の夭逝の報に接し、星海社一同、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします」と追悼した。

また、集英社の書籍レーベル「JUMP j BOOKS」公開ツイッターアカウントも「Jブックス編集部では、ジャンプ恋愛小説大賞のイメージイラスト、受賞作のカバーイラストを執筆して頂きました。彼の描く世界は、とても美しかった。残念で、悲しいです。心よりご冥福をお祈り致します」と投稿している。