22年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(主演小栗旬、脚本三谷幸喜)の制作統括、清水拓哉チーフ・プロデューサーが20日、オンラインで取材会を行った。撮影現場でのハラスメント防止のため、「リスペクトトレーニング」を大河で初めて導入したことを明らかにした。

ネットフリックスが自社のオリジナルコンテンツを制作する際、クランクインの直前に出演者やスタッフ向けに行っている講習会で、「ノウハウをお借りして導入した」という。「お互いリスペクトをもって仕事をしていくにはどうしたらいいのか。そうすることでよりクリエーティブ現場にし、誰もが嫌な思いをしない現場にとディスカッションした。ネットフリックスさんには感謝しています」。

「パワハラやセクハラがなく、誰もが居心地のいいものになるといいなと。大河は長い撮影ですが、終わらないでほしいと思える現場がいちばんいい。こういうことが日本中、世界中に広がっていくといいなと思う」と話した。