演歌歌手氷川きよし(43)が、8月24日に発売するポップスアルバム「You are you」に、漫画家ヤマザキマリ氏が初めて作詞した曲「生まれてきたら愛すればいい」が収録されることが26日、分かった。ヤマザキ氏の代表作は「テルマエ・ロマエ」。

2人は約3年前、共通の友人との交流の中で意気投合。氷川がヤマザキ氏に、2年ほど前に軽い気持ちで作詞を依頼したところ「いいですね、やりましょう!」と二つ返事で快諾してもらったという。

氷川は「本当に気持ちがストレートに伝わってくるし、この作品も長く歌っていける曲になったんじゃないかなと思っています。要は、全ては“愛する”しかない。生まれてきたら愛するしかない。人を恨んだり、憎んだりすることには何の答えもないし、ただ、怨嫉と人に対するネガティブな気持ちっていうのは、何にもならないっていうことを感じさせてもらいました」と感謝のコメント。

ヤマザキ氏は「重い扉を解き放ち広い空へ向けて両手を広げているような、そんな氷川さんの声を思い浮かべていたら出てきたのが『生まれてきたら愛すればいい』という、今回書かせていただいた歌詞のフレーズでした。この世に生まれたら、素直に、そして精いっぱい生きることを謳歌(おうか)すればいい。それはまさに氷川さんの生き方から教えてもらった言葉でもあるのです」とコメントしている。