元宝塚歌劇団星組トップ、紅ゆずるが主演ミュージカル「エニシング・ゴーズ」が公演中止になった思いを吐露した。

紅は17日、インスタグラムを更新。各公演の中止をあらためて謝罪するとともに「今は、明治座での七回公演が出来たことを奇跡のようにも感じます。。」と素直な思いを明かした。「表現の場所を奪われることの辛さ、悔しさは『エニシング・ゴーズ』に関わる全ての関係者が痛いほど感じていることだと思います。このコロナ禍で私自身も公演中止を何度も経験してきました」とコロナ禍の苦しい状況についてつづった上で、「このコロナウイルスは人体に影響を及ぼすものですが、人の心まで蝕んでいくウイルスであってはならないと思います」「心が病んでしまえば、本当にコロナに屈したことになってしまう気がしています」と気丈に宣言した。「私はどんな状況下であっても、前を向くことができる人間でありたい」と前向きな姿勢を示す紅。「そして苦しさ、悲しさ、悔しさを乗り越えた先には、心から笑顔でいられる景色が待っていると信じて頑張ります!」と明るく意気込んだ。

ミュージカル「エニシング・ゴーズ」は8月に東京・明治座でスタート。同19日に定期PCR検査で新型コロナウイルスの陽性者が出て、最終的に29日の東京千秋楽まで中止。続く愛知・御園座公演も中止となり、新たに大阪公演の中止も決まった。