デビュー23年目となる演歌歌手氷川きよし(44)が、新曲「群青の弦(いと)」を2月1日に発売することが17日、発表された。

「春の海」を作曲した盲目の箏曲師の宮城道雄さんを題材にした楽曲。作詩は原文彦氏、作曲は岡千秋氏、編曲は故丸山雅仁氏で、丸山氏の遺作になるという。

シングルは3タイプ発売され、カップリング曲とジャケット写真も異なる。カップリング曲は「鼓」「浮世恋の騙し絵」「明日が俺らを呼んでいる」の3曲。

また、ボーナストラックとして、氷川が「kii」名義で作詩した5作目となる楽曲「きみとぼく」も収録されている。昨年2月に死んだ愛犬のココアを歌ったバラードだ。

氷川のコメント この楽曲は箏曲師の宮城道雄さんをイメージして、歌った作品となっています。宮城さんは盲目でいらっしゃったわけですが、そんな苦悩の中から「春の海」のような素晴らしい作品をお作りになられました。その宮城さんの思いを感じる作品を発売させていただきます。どんなハンディがあってもどんな苦しいことがあっても、乗り越えてそこでまた輝いていく、そんな思いにさせていただける1曲です。「鼓」は昭和の雰囲気がする朗々としたじっくりと聴いていただける演歌作品となっています。「浮世恋の騙し絵」は四方先生の特徴的なメロディーが印象に残る1曲となっています。「明日が俺らを呼んでいる」は、オーソドックスな演歌が歌いたいと自分で発注した楽曲です。そして全タイプのボーナストラックとして私の思いを描いた「きみとぼく」を収録しています。28歳からずっと一緒に15年生活していた愛犬のココアが昨年2月16日に死んでしまったのですが、そのココアから見た目線の作品をkii名義で作詩させていただいて、木根尚登さんに作曲していただきました。ぜひ多くの皆様にお聴きいただきたい作品になっています。氷川きよしの「群青の弦」、どうぞ応援のほど、よろしくお願い致します。