東京・歌舞伎座で2日、「六月大歌舞伎」が初日を迎えた。

第2部では市川染五郎(17)が歌舞伎座初主演で「信康」に出演。主人公の信康は、徳川家康の長男に生まれたが、織田信長に謀反の疑いを持たれたことで自刃の道を選ぶ。染五郎は、信念を貫き21歳の若さで死を選んだ悲劇の武将を力強く演じた。

祖父松本白鸚(79)は家康役。「戦国時代の覚悟は命がけで、魂をかけて人生を築いていく。自分の命をかけて人生を生き抜くことを、若い染五郎には歌舞伎から学びとってほしいと思います」と期待を寄せている。

第2部はほか中村梅玉らによる「勢獅子」。第1部は尾上松緑、市川猿之助らが出演する「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ) 車引」、猿之助、尾上右近らが出演する「猪八戒」。第3部は坂東玉三郎による「ふるあめりかに袖はぬらさじ」で、喜多村緑郎、河合雪之丞ら劇団新派の俳優が出演した。喜多村は8年ぶり、河合は6年ぶりの歌舞伎座出演。

27日まで。