岸谷五朗(58)、寺脇康文(60)が中心となるチャリティーライブ「Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』」が26日、神奈川・パシフィコ横浜で開催された。

同ライブは、岸谷の呼びかけで93年に誕生した「Act Against AIDS」の流れをくむもの。HIVと闘う子供たちを長年支えてきたチャリティープロジェクトの意志を継ぎ、あらゆる困難に立ち向かう子供たちとその未来を守る活動だ。今年は4年ぶりに有観客での開催となった。

本番前に取材に応じた岸谷は「今回も幕が開くまでまだドキドキです。出演してくれるメンバーに、お客さまと触れ合って欲しいと思っていますが、(コロナ禍で)無観客というむなしい思いもしたので、今は最後までいければいいなと思っています」。寺脇は「配信ではなく会場でやりますから。お客さまと一緒に楽しみたいです」と話した。

93年にスタートした「Act Against AIDS」から数えると、今回が28日目の開催となる。前回は約920万円を「セーブ・ザ・チルドレン」を通してウガンダなどに寄付した。岸谷は「さまざまな活動をしていらっしゃる方がいらっしゃいますが、本当に続けることが1番難しいんですね。でも我々の場合は、必死にチャリティーライブをやって、病院を作ったり、1つずつ目標を持っていることによって一生懸命続けられたと思います」と話した。

寺脇は「ルーマニアに支援していた時に、『みなさんの寄付のおかげで、この子たちのご飯が毎日出せます』と言っていただいた時に、『やっていて良かったな』と思いました。できることをできる範囲で、できる時にやっていく。少しでも役にたてればという思いで続けてこられたと思います」と話し、「お客さまにすごく喜んで帰って頂きたいなと思っています」と言葉に力を込めた。

ライブは岸谷、寺脇の限定ユニット「アリっす」による、アリス「チャンピオン」のカバーからスタート。コントのような掛け合いで何度もライブを中断しながら、会場の笑いを誘った。2人はアリのコスプレを着用しながら熱唱し、寺脇は「アリがとう!」と感謝した。

他に小池徹平、DEAN FUJIOKA、MIYAVIら計32人が出演。約4200人を前に、一夜限りのコンサートを披露した。