俳優早乙女太一(19)が東京・築地本願寺で朗読活劇レチタ・カルダ「6月は真紅の薔薇

 沖田総司」(6月4、5日)に主演する。レチタ・カルダはイタリア語で「熱い朗読」の意味で、朗読、芝居、音楽が融合した新スタイルの公演。過去に大沢たかおが義経、要潤が土方歳三を芝・増上寺で演じたが、早乙女は新選組の天才剣士沖田総司を主人公にした三好徹氏の同名小説に挑戦する。「沖田は明るく、優しい剣の使い手というイメージがあった。以前舞台で土方歳三を演じ、沖田を身近に感じていたのでやりたかった」。

 演じるのは早乙女1人で、琴などの演奏者が共演。築地本願寺本殿特設ステージで約2000人を前に行う。早乙女は「集中してやり抜くことで、いろいろなものが生まれるから楽しみです」。新選組発祥の地の京都・金戒光明寺、名古屋・東別院でも上演される。