<フィッシング道>
道南のえりも町沿岸でアブラコやカジカ、ソイの好漁が続いている。北海道遊釣倶楽部の今年4回目の大会が9日、庶野漁港~広尾シーサイドパーク間で行われた。最長49・5センチアブラコを釣り上げるなど活気ある釣行になった。
台風8号の影響でウネリがあったが、波や風ともに好条件の中、23人が参加して2匹身長+5匹重量の審査で上位2人が1400点超えのまずまずの成績を挙げた。優勝は青山雄久さん(51)で、得意の十勝港左岸に入釣。暗い時間帯は焦らずアカハラを狙った。干潮とともに磯に移動し、46・2センチアブラコを筆頭に良型をそろえた。午前6時ころには待望の40センチカジカが上がり、1484点の貫禄勝ちだった。
2位は私で、広尾シーサイドパークを狙った。釣り場に着くと早々に47・5センチカジカがヒットし気合が入った。夜明けに40センチソイを釣り上げたが、狙いの良型アブラコが不調。残り1時間前に場所を移動し、41センチアブラコを釣り上げた。
3位の高谷光史さん(56)は広尾シーサイドパークに入釣り。べたなぎの中でも波立つところを見つけて、参加者の中で1番良型アブラコをそろえた。身長賞は49・5センチアブラコを釣った安西秀利さん(53)だった。
エサは「カツオが良かった」と、多くの参加者が口をそろえた。黄金道路沿岸は次第に水温が上昇しており、今後はタカノハなども期待できそうだ。【リポーター・藤本康隆=40】
▼総合成績(2身+5匹)(1)青山雄久1484点(2)藤本康隆1415点(3)高谷光史1382点(4)中島浩樹1310点(5)土本徹1297点
▼身長賞
安西秀利アブラコ49・5センチ
※敬称略