★前農相・簗和生の一連の疑惑や「予算カット」発言、その答弁を13日の衆院予算委員会で首相・高市早苗は「(発言が)事実であるとしたら、本当に不適切なもので、本当に『ダサい』と思います。その人が行政の運営をしていっていいのかどうかということも含め、私はしっかりと考えさせていただきますけれども、まずは自らの口でしっかりと責任、説明責任を果たしてもらいたい」とした。ところがそれが早速ブーメランで帰ってきた。

★20日の日刊ゲンダイの「まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け地元奈良の選挙区ばかり交付金『最大6・24倍』増額の仰天」の内容がすさまじい。「首相就任から初の予算編成を経て、高市首相の地元・奈良の各自治体に配分された今年度の社会資本整備総合交付金は、約33億1117万円。この額は地方負担や民間投資などを除き、国が直接交付した数字(国費ベース)で、昨年度の約26億3499万円から約25・7%もの大幅アップ。交付金全体の予算規模(国費ベース)は4597億円と前年度の4874億円から約5・7%削減される中、逆行する動きである」とし、大和郡山市「総合交通戦略推進事業」(近鉄郡山駅周辺の再開発)が前年度3860万円から2億4100万円に約6・24倍増。同市「第3次・公共下水道整備」が前年度6090万円から1億5400万円に約2・53倍増。香芝市「誰もが輝く多彩なまちカラフルかしばを実現する下水道整備」(第2次)が前年度1億1529万円から1億6506万円に約1・43倍増。田原本町「第5次田原本町における快適で活力ある暮らしの実現」が前年度875万円から1350万円に約1・54倍増。いずれも「衆院奈良2区」、高市の選挙区だ。

★極め付きは簗が恫喝に使ったのもこの国交省の「社会資本整備総合交付金」。これで高市の手法を簗がまねた可能性もあり、国交省が簗から「問い合わせがあった」「国交省への圧力や働きかけは確認されなかった」との説明も揺らぐ。新閣僚も次から次へと政治とカネが発覚。選んだ首相の説明は丁寧なものとは言えない。(K)※敬称略