★高市政権だからなのか、それとも劣化が激しい自民党と日本維新の会の連立政権に問題があるのか。象徴的な出来事を政界や国民はどう思うのか。首相・高市早苗が今月14日の衆議院予算委員会で、国会改革や首相の多忙な環境に関連して「朝はですね、入浴をし、また朝食の支度をし、後片付けをし、またお化粧もし、とかいうと、まあ男性の総理大臣よりは、3、4時間、余分に時間を使っているかもしらんな、という気がします」と答弁。

★これには海外メディアが強く反応。英インデペンデント紙は「高市の発言が、家事やメイクによって労働時間が長くなることを示し、ジェンダー役割についての議論に火をつけた」の見出しを付け、英大衆紙デイリーメールも「化粧や皿洗い、家事といった女性ならではのルーティンが、首相の労働時間をさらに増やしている」と「男性の歴代首相にはない、身支度や家事という追加の負担が加わっている」とジェンダー視点で好意的だが「日本初の女性首相は、化粧品を巡る話題を国民的議論にする事に全く抵抗がないようだ」とも記している。米ニューヨークタイムズ紙は「日本の指導者、身支度や家事に時間を奪われていると語る」の見出しだ。日本社会の家庭内の無償労働や家事の大部分が未だに女性に偏っているという「不均衡な負担」との視点だが「日本の女性リーダー、化粧や家事に何時間も費やすと明かす」とも。

★だがその後、19日の参議院予算委員会では日本維新の会の参議院議員・石井めぐみが国会審議中にネイルの手入れをしていたのではないかとネットで映像と共に大きな話題になった。25日には石井が「『爪女』と呼ばれているようですが、私は爪の長さやネイルで政治家の仕事が決まるとは思っていません」と妙な反論。ただ、翌日にはSNSで謝罪した。2日におこなわれたG7首脳オンライン会議は今になって、首相は酩酊でさぼったのではないかとの見方すら出始めると、海外メディアもなんともしまらない記事を出したことを悔いているかもしれない。(K)※敬称略