【箱根駅伝2027〜駒大・村上響の誓い】「藤田監督の第一世代」が選んだ主将が描く未来

2022年度の大学3大駅伝制覇以来となる4季ぶりの箱根駅伝優勝を目指す駒大。

11月1日の全日本大学駅伝では2連覇を目指します。

主将・村上響(4年)は就任4年目の藤田敦史監督(49)の1期生。

前回箱根路の屈辱からはい上がり、下級生中心のチームを束ねています。

高校日本一を分かち合い、名門大学の主将となった元チームメートの存在も刺激に変えています。

陸上

◆村上響(むらかみ・ひびき)2004年(平16)4月18日、広島県生まれ。幼少期は空手や英会話は習っていたが、中1から陸上を始めた。中3時には県大会3000メートル3位。広島・世羅高2年時は全国高校駅伝7区区間賞で2連覇に貢献。駒大では2年時の全日本大学駅伝5区でデビュー。箱根駅伝は2度出走した。趣味はF1観戦。座右の銘は「習慣は第2の天性」。166センチ、53キロ。

10月11日、出雲駅伝の開会式で整列する駒大の選手たち。村上は出場せず、チームは7位だった

10月11日、出雲駅伝の開会式で整列する駒大の選手たち。村上は出場せず、チームは7位だった

出雲7位「爆発力のある選手はなかなかいない」

入学から歩んできた指揮官とのラストイヤー。恩師を「漢」にするため、村上は燃えている。

佐藤圭汰や山川拓馬、伊藤蒼唯、帰山侑大の4年生を擁した前回の箱根路はまさかの総合6位に終わった。

最終学年となり、自身はメンバー外となった10月12日の3大駅伝初戦の出雲駅伝は7位と課題を残した。

今年の4年生には小山翔也、安原海晴の前回箱根経験者もいる。しかし、主力は桑田駿介、谷中晴(ともに3年)といった下級生が中心。

村上は「箱根駅伝で結果を出したい、優勝したいというところで目標を立ててやっている」と語りつつ、チームの現状をこう説明した。

「去年の4年生たちに比べて、爆発力のある選手はなかなかいない。そういった中でどう戦っていくか。駅伝ってどの区間でも失敗しないことが一番大事だと思う。全員上位の方で走れば、必ず自分たちにチャンスは巡ってくる。みんなで勝ちにいけるようなチームにできたらいい」

1月2日、箱根駅伝往路 平塚中継所で駒大3区帰山侑大(左)からタスキを託され走り出す4区村上響

1月2日、箱根駅伝往路 平塚中継所で駒大3区帰山侑大(左)からタスキを託され走り出す4区村上響

「自分だけは自分を許しちゃいけない」

自身は前回4区に出走。

チームはメンバーのコンディション不調が相次ぎ、理想の区間オーダーを組めなかった。

それでも、1区小山、2区桑田、3区帰山が順位を上げて3番手で村上はタスキを受け取った。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。