自民党の二階俊博元幹事長(85)が支部長を務める衆院和歌山2区を巡り、和歌山県の町村長でつくる町村会は24日、二階氏の三男で公設秘書の伸康氏(46)に立候補を要請した。伸康氏は「重く受け止めている。熟慮を重ねて結論を得たい」と記者団に述べた。自民に公認申請するかどうかは言及を避けた。

二階氏が次期衆院選不出馬を表明し、後継が焦点となっている。町村会長の岡本章九度山町長が伸康氏と和歌山県印南町内で会い、要請書を手渡した。

二階氏は、自民派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で二階派が立件されたのを受けて不出馬を表明。後継については「地元の判断にお任せする」としていた。(共同)