元埼玉県警警部補の佐々木成三氏が25日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。栃木県那須町で男女の焼損遺体が発見されて、死体損壊容疑で平山綾拳容疑者が逮捕された件で、実行役とみられる2人組と平山容疑者とは「関係性が希薄なのでは」と話した。

実行役とされる2人組について平山容疑者は「数回飲んだことはあるが、名前は知らない」「あだ名で呼んでいた」などと供述。このことから佐々木氏は、「関係性が希薄なのは、現社会での犯罪組織の特徴」とした。2人組については、「把握していても逮捕できていないのは所在がつかめていないから。平山容疑者を取り調べて、まずは組織の解明をしていくのでは」と捜査段階について説明していた。

フジテレビ風間晋解説委員は、平山容疑者が事件3日前に埼玉県越谷市内で「携行缶」「着火剤」「ガソリン」、事件2日前に東京・上野で「粘着テープ」「結束バンド」を購入していたことに注目。「かなり前から計画していたのは間違いない」と分析した。また、平山容疑者が遺体の処理を頼まれた指示役に携帯電話を渡していたことについて、「関係性は希薄と言った割に、重要な証拠となる携帯を渡したことが気になる」と首をかしげていた。