札幌市や北海道職員への威圧的な言動が問題となっている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)を巡り、帯広市でも複数の職員が叱責(しっせき)を受けたなどと説明していることが25日、市への取材で分かった。市は長谷川氏に言動に気を付けるよう要請した。

帯広市は札幌市の秋元克広市長らが問題を指摘したことを受け、職員に調査。長谷川氏との電話や、面会した際に威圧的な言動を受けたとの回答が複数あったという。

市経済部の担当者は、昨年11月に市内で開かれた輸出関連セミナーについて、参加者が少なかったことを叱られたといい「間違った内容ではないと思うが、かなり強い口調だった」と話した。

市によると、長谷川氏とインバウンド(訪日客)誘致などに関して面談するため、管理職6人が昨年度、延べ25回東京へ出張し、旅費が計174万5000円かかった。(共同)