8日午前8時38分ごろ、フィリピン・ミンダナオ島付近で地震があった。気象庁によると、地震の規模はマグニチュード(M)8・2と推定される。気象庁は8日午前9時5分、列島の太平洋側の茨城県から沖縄県の広い範囲に津波注意報を出した。各地で1メートルの津波が予想されると発表し、東京都小笠原村の父島で午後1時46分ごろ、20センチの津波を観測した。

気象庁は午前10時半から記者会見。清本真司・地震津波対策企画官は、注意報が発表された地域では、海の中や海岸から直ちに離れるよう求めた。海外の地震で日本に津波警報や注意報が発表されたのは、昨年7月にロシア・カムチャツカ半島付近で巨大地震が起きて以来。今回の地震の発生場所付近では、2023年12月にM7・6など、過去にも規模が大きな地震が発生しているという。

総務省消防庁によると、8日午前10時半時点で高知や宮崎、沖縄など10県で計19万人超に避難指示が出た。

政府は首相官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した。高市早苗首相は、自身のX(旧ツイッター)で、国民に対する的確な情報提供と、住民避難などの被害防止措置を関係省庁に指示したと明らかにした。

注意報が出されたのは茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、高知県、宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島、沖縄本島地方、大東島地方、宮古島・八重山地方。

米地質調査所(USGS)はMを7・8としている。気象庁によると、波形や計算方法によって違いが出るという。(共同)