政府は26日、茂木正官房長官秘書官を30日付で交代させると発表した。経済産業省の職員時代、不倫関係にあった女性を公費で宿泊するホテルに呼び寄せるなど不正出張を繰り返していたと10日発売の月刊誌が報じ、同省が調査していた。事実上の更迭とみられる。茂木氏の後任には30日付で経産省の佐々木啓介総括審議官を充てる。
木原稔官房長官は26日の記者会見で、交代の理由を問われ「個別の人事について理由を答えることは今までもしていない」と述べるにとどめた。
茂木氏を巡る報道について、木原氏は12日の衆院内閣委員会で、茂木氏が大阪・関西万博の仕事で大阪に出張した際、1人分の料金で知人女性とホテルに宿泊したと説明。月刊誌の取材を受けた後、茂木氏が追加料金を私費で支払ったとして「精算は適正に終了した」と語っていた。
赤沢亮正経産相は会見で「公務が適切に行われたか、出張旅費が適正だったかなどの観点で確認を行っている」と述べた。
茂木氏は経産副大臣だった高市早苗首相に仕え、側近の一人として知られる。高市政権発足に伴い、官房長官の首席秘書官に起用された。(共同)

