和服姿のトップ棋士12人が全国を転戦して公開対局で行う、「2026年度将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯=優勝賞金500万円、準優勝150万円)」の1回戦第2局、近藤誠也八段(29)対服部慎一郎七段(26)戦が11日、高松市「サンメッセ香川」で行われた。持ち時間は各10分。これを使い切ると1手30秒の秒読みで、ただし1分単位で合計5回の考慮時間がある早指し戦は、123手で先手の近藤が勝ち、2回戦に進出。次は佐々木勇気八段と対戦する。
ともに今回初出場という2人の対局は服部が手待ちを続け、矢倉から近藤が穴熊へと組み替える。本格的な戦いがなかなか始まらないジリジリした展開の中、7筋に配した角で服部玉へにらみを利かせた近藤が踏み込んだ。そのまま1~4筋で攻め続け、見事即詰みの形で白星をつかんだ。
「どうやって打開していくか難しい将棋。後手の急所をにらむ形になった。角のラインを生かして、最後に距離感がつかめたのがよかった」と近藤は局後に話した。敗れた服部は「手待ちしすぎてしまった。角のラインがきつくてまずかった」と反省していた。
1回戦第3局は25日、静岡市「ツインメッセ静岡」で羽生善治九段と、初出場の石田直裕六段が対戦する。

