イラン革命防衛隊は12日、エネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡を封鎖すると表明した。複数のイランメディアが報じた。米中央軍は11日、イランがホルムズ海峡を通航中のコンテナ船を攻撃したとして、イランへの報復攻撃を開始したとX(旧ツイッター)で明らかにした。この1週間で3度目としている。海峡の緊張が続いた。

米メディアによると米国はイランに対し、海峡を通過する船舶への攻撃の停止を宣言するよう求め、11日までに約束しなければ代償を払うことになると警告していた。革命防衛隊は、イランが指定したルートを外れて通航しようとした船に警告射撃し停止させたとし、「米国の介入」が終わるまで封鎖すると主張した。

中央軍によると、コンテナ船で火災が発生、機関室が損傷し、民間人の乗組員1人が行方不明になった。イランが警告射撃したとする船が、このコンテナ船と同一かどうかは不明。

米ニュースサイト、アクシオスによると、米軍の攻撃はイランのレーダー施設のほか、ミサイルや無人機の保管施設などを標的に実施された。

イラン国営テレビは12日、南部バンダルアバスやシリク、南東部チャバハル付近で爆発音があったと報じた。米軍による攻撃を受けた可能性がある。

米中央軍は、戦闘終結を宣言した覚書順守の機会をイランが与えられたのに失敗したと指摘し、「イランが海峡を自由に通過する民間船員や商船を攻撃する能力を継続的に低下させる」と強調した。(共同)