立憲民主、国民民主など野党6党の参院国対委員長は9日、国会内で会談し、衆院選で自身を応援しなかった首長がいる自治体の道路予算削減に言及した簗和生農相への問責決議案提出を検討する方針を確認した。野党幹部は相次いで辞任を要求し、高市政権に対する攻勢を強めた。高市早苗首相は参院本会議で、簗氏の更迭を重ねて否定した。

参院では与党が過半数に満たないため、問責決議案が提出されれば可決の可能性がある。可決されても法的拘束力はないが、参院で簗氏が出席する関連質疑を進めるのは困難となる。野党は簗氏を辞任に追い込み、首相の任命責任を問う構えだ。

立民の斎藤嘉隆国対委員長は自民党の磯崎仁彦参院国対委員長と国会内で会い、問責決議案の提出に向けて準備を進める方針を伝達した。磯崎氏によると、斎藤氏は早ければ14日の衆院予算委員会後に提出する可能性に触れた。

公明党の西田実仁幹事長は党会合で、簗氏が説明責任を果たさなければ辞任すべきだとの認識を示した。立民の水岡俊一代表は党会合で、簗氏が発言を取り下げ、予算削減の働きかけを否定したとして「自らの影響力を誇示するため有権者にうそをついたことになる」と非難した。(共同)