高市早苗首相は19日、東京・九段北の靖国神社の秋季例大祭に合わせ、自民党の梶山弘志総務会長を通じて私費で玉串料を納めた。中国や韓国に配慮し、19日までの例大祭期間中の参拝は見送る方向だ。梶山氏は記者団の取材に「高市自民総裁からお気持ちを玉串料としてお預かりしてきたので納めた」と説明した。井林辰憲国土交通相、自民の西村康稔選対委員長が参拝した。

首相は17日に「内閣総理大臣 高市早苗」名で「真榊(まさかき)」と呼ばれる供物を奉納している。4月の春季例大祭でも真榊を奉納し、私費で玉串料を納めた。首相就任直前だった昨年10月の秋季例大祭、今年の春季例大祭、終戦の日では参拝を見送った。終戦の日は、近接する日本武道館の駐車場から靖国神社の方角を向いて遥拝(ようはい)した。

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーは19日、一斉参拝した。議連会長の逢沢一郎自民衆院議員は記者会見で「戦争の悲惨さや平和の尊さを改めて胸に刻みつつ、平和国家としての歩みを進める誓いを新たにした」と語った。

議連のメンバーは通常、春と秋の例大祭や終戦記念日の8月15日に参拝している。

今回の秋季例大祭では、17日に城内実経済財政担当相と自民の小林鷹之政調会長、18日に自民の若宮健嗣首相補佐官が靖国神社を参った。(共同)