国会議員の超党派からなる「2020年パラリンピック東京大会成功ワーキングチーム」が13日、松野博一文部科学相と鈴木大地スポーツ庁長官に決議申し入れを行った。

 馳浩前文科相は「アスリート育成の支援、さらに大会後の支援もお願いしたい」と話した。

 パラリンピアンだけでなく、障がい者全体のスポーツ実施率の向上や、子どもたちの成長に応じ、競技車いすなどを借りられるレンタル制度の整備なども要望。98年長野大会の滑降で金メダルを獲得した大日方邦子氏は「引退後のキャリア形成過程も支援していただきたい」と話した。

 松野氏は具体的な提案を歓迎し「レンタル制度を含め、必要なものだ」と語った。鈴木氏も「決議書に乗っ取って、できる限り支援をしていきたい」と述べた。