サイコロの魅力と歴史を紹介する特別展「振れ!振れ!サイコロ展」が1日、東大阪市の大阪商業大学アミューズメント産業研究所で始まった。

 同研究所の高橋浩徳研究員は「サイコロはゲームの付属品として駒を進めるための道具という印象が強く、ギャンブルの負のイメージを持つ方も多い。しかし昔から世界中で使われ、ゲームを成立させるための重要な道具だった。そんなサイコロの魅力を知っていただきたいのと、エールを込めてフレー!フレー!(振れ!振れ!)サイコロ展と名付けました」と解説した。

 展示はサイコロに関する6つのテーマで構成。「欧米」、「アジア」、「日本」、「近年」、「1から120」、「あれやこれや」と地域や時代を分けて、サイコロという物体が画期的な道具であったことを学ぶことができる。

 また同展覧会を記念した無料講座が開催される。7月15日は高橋研究員による「アメリカの人気パーティーゲーム・バンコを遊ぼう」、同22日は谷岡一郎学長による「イカサマ賽(さい)の誕生と発展」、同29日は鹿島秀元准教授による「サイコロあれこれパズル」、8月5日は「南米のゲーム・カチョを遊ぼう」で、現在受講生を募集している。問い合わせは同研究所【電話】06・6618・4068。

 展覧会は入場無料。午前10時30分~午後4時30分。9月3日まで、ただし夏期休館日は閉館。詳細は同研究所公式サイト(http://ouc.daishodai.ac.jp/ams_labo/)を参照。