東京都の小池百合子知事が都議選の大勝から一夜明けた3日午前、都内で会見し、2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事に「都民ファーストの会」の都議を送り込む方針を明かした。都民ファの代表として語った。

 現在、組織委の理事には都議2枠があり「この人選を有効にし、スムーズに動くような体制に整えないといけない」と明言。現在、同ポストには自民党都連幹事長の高島直樹氏、都議会議長の川井重勇氏が就いているが、川井氏は落選した。高島氏は都五輪・パラリンピック特別委員会の委員長も務めている。

 これまで都議会自民党が中心となって進めてきた五輪行政だが、3年後の20年東京大会は都民ファが第1党として迎える。五輪行政の進め方について「情報公開もIOCのご了解も得て(都市契約)の内容が発表できるようになった。ホストシティーとして申し上げることは申し上げ、より透明性を高めて、都民、国民の祝祭にしていきたい」と語った。