東京・池袋にある「サンシャイン水族館」が12日、リニューアルオープンする。その内覧会が5日、行われた。

 今回改装されたのは屋外エリアの「マリンガーデン」。世界初の「天空のペンギン」というコーナーでは、幅約12メートルのアクリル水槽の中をケープペンギンが泳ぐ。背景には周辺の高層ビル群があり、まるで都会の空を羽ばたくような演出となっている。もう一つの世界初は、「草原のペンギン」。約85平方メートルの草原でケープペンギンが暮らす様子が眺められる。ほかにも、高層ビルをバックに気ままに泳ぐモモイロペリカンなど、5つの新しい展示がある。

 同水族館は2011年に屋内部分を改装した。屋外部分は当初、今年3月の改装オープンを予定していたが、鳥インフルエンザによる安全面を配慮してここまで延期していた。丸山克志館長(53)は、「都会の中で自然を感じてもらえるエリアができた」と話した。また、今回のエリアを企画・演出した水族館プロデューサーの中村元(はじめ)氏(61)は、「ビルの屋上にある水族館という特徴を生かし、空につながるようにした。中には本当に空へ向かって飛ぼうとするペンギンもいるので探してください」と笑った。

 10月までの営業時間は通常午前10時から午後8時。料金は高校生以上2200円、小・中学生1200円、4歳以上の幼児700円。問い合わせ電話03・3989・3466。http://www.sunshinecity.co.jp