秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま(25)と、国際基督教大(ICU)の同級生で、法律事務所勤務の小室圭さん(25)の婚約が3日、正式に内定した。眞子さまは、小室さんと初めて2人で会見。お互いを、「太陽」と「月」に例え、かけがえのない存在と感じている心境を披露した。

 小室さんは会見で2度も「きれいな月」と眞子さまを結びつけた。この言い回しに似た逸話がある。日本を代表する文豪・夏目漱石が120年以上も前、愛媛県松山市の松山中に英語教諭として赴任し「I LOVE YOU」を和訳する際、「月がきれいですね」と奥ゆかしく表現したとの逸話だ。会見直後からインターネット上では「漱石を思い出した」「漱石のごとく『愛してる』のサイン」「地でこう伝えているなんて、ステキ」との書き込みが相次いだ。

 著書に「英語教師 夏目漱石」がある秀明大学長の川島幸希氏は「漱石の文献や漱石の生徒の文献にも記述はなく、いわゆる『伝説』とされている」と解説する。「英語教師だった文豪では圧倒的に有名だったこと、ロマンチックな和訳と漱石の実直な性格のギャップが生んだのではないか」と分析した。小室さんの実直さもまた、漱石を想起させた理由の1つだったかもしれない。