小池百合子都知事(65)は18日、安倍晋三首相が衆院を解散し、来月下旬にも衆院選を行う意向を固めたことについて言及した。

 都内で行われた「ラグビーW杯日本大会2年前」イベントに出席。イベント後、報道陣の取材に応じた小池氏は、衆院解散について「まだどういう流れになるか存じませんが、解散総選挙は何を目的とするのか、大義が分からない。国民に何を問いかけていくのか、私には分かりにくい」と述べた。

 安倍首相は衆院を解散し、10月22日か29日に衆院選を行う見通し。小池氏に近い若狭勝衆院議員による「小池新党」や、民進党などの野党の選挙体制が整わないタイミングを狙っての判断とされている。

 小池氏は日本開催の2019年ラグビーW杯に関しては「(開幕まで)あと2年ということで着々と準備も進んでいる。スポーツを通じて皆さんに元気になってもらい、都としても世界の多くの人を迎えられる準備をしたい」と話した。