自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は8日、東京・渋谷で党青年局が開いた街頭演説で、これまで「無責任」との批判を続けてきた小池百合子・希望の党代表について、「私が批判するまでもなく、都民の皆さんはすでに見抜いていると思う」と、痛烈に皮肉った。

 小池氏や野党の批判を「するつもりはない」と述べ、批判しない理由の1つとして、小池氏に対する都民の「自覚」を言及。「(批判する)ネタはありすぎてきりがない。時間もないので、話す時間がもったいない」とした上で、「野党の批判に時間を費やすのではなく、自民党が何をすべきかを語るべきだ」と主張した。

 自民党の「選挙の顔」でもある進次郎氏だが、これまで渋谷で街頭演説したケースは少ない。日曜日で、演説カーが止まったスクランブル交差点周辺は、進次郎氏に握手を求めて、多くの人でごった返した。