【ロンドン28日=鈴木雅子通信員】米女優メーガン・マークル(36)との婚約を発表した英王室のヘンリー王子(33)は、27日夜に放送された英BBC放送のインタビューで、亡き母ダイアナ元妃に思いをはせ、「婚約を跳び上がって大喜びしていると思う」と述べた。母の形見の宝石を、婚約指輪の一部にしたことも明かした。また英メディアは28日、ヘンリー王子とマークルの挙式は来年5月、ロンドン近郊ウィンザー城で行われると伝えた。
ヘンリー王子とマークルは27日午後(日本時間同日夜)、ツーショットを披露後、ケンジントン宮殿内でBBCの取材に応じた。会うまではお互いを知らなかったといい、昨年、共通の友人を通じて知り合うと、すぐに意気投合。デートを繰り返す関係になった。
王子は、プロポーズの様子も明かした。今月初旬の夜、自宅がある宮殿内コテージの台所で、2人でローストチキンを作っている時、突然、片膝をついて求婚した。うれしさを隠せないマークルは、王子が言い終わらないうちに「今、イエスと言っていいの?」と質問。2人は抱き合い、王子は「今、指輪を渡してもいいかな?」と逆質問。その場で指輪を渡したという。
指輪には3つのダイヤモンドが使われた。中央の大ぶりなものは今夏、マークルの36歳の誕生日を祝うために旅行したアフリカ・ボツワナから取り寄せた。周囲の2粒は、ダイアナ元妃の形見。王子がデザインし、エリザベス女王御用達の宝飾店が仕上げた。
12歳の時、交通事故で母を失った王子は、母への慕情が強い。元妃のダイヤを使ったのは「母に一緒にいてほしい」からだとし、「母は、跳び上がって大喜びしている。(生きていたら)マークルと親友になれたと思う。喜びを分かち合えず残念だ」と話した。マークルも「彼の思いやりを感じた」と応じた。
マークルには、離婚歴や米国人であることなどを理由に、交際当初は批判が強かった。婚約にはこぎつけたが今後、「暴露写真」流出などのスキャンダルも懸念されている。ただ王子は、マークルが女王をはじめ王室メンバーに歓迎されているとし、「2人で乗り越えていく。彼女もそれができると思う」と述べた。
2人が生活するコテージは、2ベッドルームに居間、台所で意外と質素。兄ウィリアム王子夫妻には来春、第3子が生まれることもあってか、王子は、「できれば、早く子どもが欲しい」とも明かした。

